2009年 06月 15日
シンポジウム |
路地文化再生
6月7日に浅草「アサヒ・アートスクエア」で開催された
シンポジウムを拝聴。
「コミュニティ防災とまち並み形成による路地文化再生のまちづくり」
主催:特定非営利活動法人 まちづくり推進機構
内容も面白そうでしたが、腰を上げるきっかけになったのは
会場があの○○○ビルだったから。
金箔扉のエレベーターを昇って4階に行くと、最上階ホール
は天井高い円形。アングラ劇場に入ったかのような雰囲気。
お堅いシンポジウムは本来似合わないところと思いますが、
貸しホールとしては借り手がいれば拒まないのかも。
今更気が付いたが、頭のすぐ上に、金色どでかいオブジェが
かぶっていたのでした。
(そうだ、屋上に出てみたかった)
アサヒ・アートスクエア 天井
・・・シンポジウムの内容です。
都市計画法、建築基準法、道路法上では、道路は幅員4m
必要とされています。
それ以下の道路は、順次4mに拡幅されるように整備。
狭隘道路(続) 080427
狭隘道路 080324
ところが世の中、何処もかしこも絵に描いたようなまちづくりが
出来るわけではなく、日本の道(路地)文化はもっと伝統的で
複雑。道路整備がコミュニティー文化や木造文化を崩壊させて
しまうこともあります。
たとえば、京都の町並み、東京下町の路地裏、、などなど。
杓子定規に法で縛ると、道路整備を条件として建築許可がされ
るので、木造の建て替えが出来ず、道路でとられた残りの敷地
がほとんどなくなってしまうことも・・・
そこで検討されているのが、次の制度。
「連担建築物設計制度」
れんたんした一団区域で、超法規的に建て替え可能とする。
「法42条3項道路」
道路幅員を2.7m以上とする。
詳しい内容は省略するとして、道路斜線や容積率等の緩和が
されて、旧来の地域文化を維持した街並みが可能となる。
防災などの対策は別途必要。
大阪法善寺横町の火災跡も、この制度で昔ながらにリニューアル
されています。
写真は、浅草初音の飲食店街。
ここが制度を利用できる地域になるかどうかは難しいが、この
ような狭小路地、電線を無くすとして、界隈性を見直すきっかけ
にもなるでしょうか。
自然素材の家で気持ちよい暮らし
横浜 川崎 住宅設計 木造 他
6月7日に浅草「アサヒ・アートスクエア」で開催された
シンポジウムを拝聴。
「コミュニティ防災とまち並み形成による路地文化再生のまちづくり」
主催:特定非営利活動法人 まちづくり推進機構
内容も面白そうでしたが、腰を上げるきっかけになったのは
会場があの○○○ビルだったから。
金箔扉のエレベーターを昇って4階に行くと、最上階ホール
は天井高い円形。アングラ劇場に入ったかのような雰囲気。
お堅いシンポジウムは本来似合わないところと思いますが、
貸しホールとしては借り手がいれば拒まないのかも。
今更気が付いたが、頭のすぐ上に、金色どでかいオブジェが
かぶっていたのでした。
(そうだ、屋上に出てみたかった)
アサヒ・アートスクエア 天井
・・・シンポジウムの内容です。
都市計画法、建築基準法、道路法上では、道路は幅員4m
必要とされています。
それ以下の道路は、順次4mに拡幅されるように整備。
狭隘道路(続) 080427
狭隘道路 080324
ところが世の中、何処もかしこも絵に描いたようなまちづくりが
出来るわけではなく、日本の道(路地)文化はもっと伝統的で
複雑。道路整備がコミュニティー文化や木造文化を崩壊させて
しまうこともあります。
たとえば、京都の町並み、東京下町の路地裏、、などなど。
杓子定規に法で縛ると、道路整備を条件として建築許可がされ
るので、木造の建て替えが出来ず、道路でとられた残りの敷地
がほとんどなくなってしまうことも・・・
そこで検討されているのが、次の制度。
「連担建築物設計制度」
れんたんした一団区域で、超法規的に建て替え可能とする。
「法42条3項道路」
道路幅員を2.7m以上とする。
詳しい内容は省略するとして、道路斜線や容積率等の緩和が
されて、旧来の地域文化を維持した街並みが可能となる。
防災などの対策は別途必要。
大阪法善寺横町の火災跡も、この制度で昔ながらにリニューアル
されています。
写真は、浅草初音の飲食店街。
ここが制度を利用できる地域になるかどうかは難しいが、この
ような狭小路地、電線を無くすとして、界隈性を見直すきっかけ
にもなるでしょうか。
自然素材の家で気持ちよい暮らし
横浜 川崎 住宅設計 木造 他
by arcdesign
| 2009-06-15 23:45
| 生活文化
|
Comments(2)
Commented
by
はるミチ
at 2009-06-17 12:49
x
そういえば、
国の道路なんかでも
長い間私有で占有に近い状態でいると
>>店の軒下から道路に出張っているアレ
”時効取得”とかいって
店の方のものになってしまうことがあるとか?
国の目が届かないかなりの土地が
無料で無くなっているトカ?
国の道路なんかでも
長い間私有で占有に近い状態でいると
>>店の軒下から道路に出張っているアレ
”時効取得”とかいって
店の方のものになってしまうことがあるとか?
国の目が届かないかなりの土地が
無料で無くなっているトカ?
0
Commented
by
hosoya
at 2009-06-18 12:48
x
道路上に出る看板は基本的には合法です。勿論設置の基準はあるけど。
庇、屋根もタタメルものならば出しても可能(テント庇)。
民民境界でも隣に長い間占有していて文句言われないと時効取得。
・・・そういえば、民法の記事も書いておく必要あるな。
庇、屋根もタタメルものならば出しても可能(テント庇)。
民民境界でも隣に長い間占有していて文句言われないと時効取得。
・・・そういえば、民法の記事も書いておく必要あるな。